予防接種とは
予防接種は、人間の体に備わる免疫システムを利用し、あらかじめウイルスや細菌等の病原体に対する抗体を作らせることで、将来、その病原体による感染症への罹患や、重症化を予防するものです。
予防接種は一人ひとりにおける感染症のリスクを低減するだけでなく、集団免疫により社会全体に感染症が蔓延することを防ぎます。大切な身近な人を守り、地域や職域の皆さまが健康的な生活を送ることに役立つものですので、予防接種しておくことをお勧めします。
当院で受け付けている予防接種
肺炎球菌
| 種類 | 価格(税込) |
|---|---|
| キャップバックス(任意のみ) | 15,000円 |
| プレベナー(任意) | 12,000円 |
| プレベナー(門真市補助あり) | 5,600円 |
| プレベナー(守口市補助あり) | 2,800円 |
帯状疱疹
| 種類 | 価格(税込) |
|---|---|
| シングリックス(任意) | 22,000円 |
| シングリックス(自治体補助あり) | 11,000円 |
| 水痘帯状疱疹生ワクチン(任意) | 8,800円 |
| 水痘帯状疱疹生ワクチン(自治体補助あり) | 4,500円 |
高齢者の予防接種/門真市
高齢者の方は自治体からの補助があります。詳しくは下記をご参照ください。
各予防接種について
帯状疱疹
帯状疱疹は、子どものころに感染した水痘(水ぼうそう)ウイルスが神経節に潜伏し続け、加齢や疲労・ストレスによる免疫力の低下をきっかけに再活性化することで発症する感染症です。 体の片側にピリピリとした痛みの後、赤い発疹と水ぶくれが帯状に広がります。
80歳までに約3人に1人が発症するとされており、50歳以上で発症リスクが高まります。 症状が落ち着いた後も神経の痛みが長く続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」が残ることがあり、日常生活や生活の質に大きな影響を及ぼします。目や耳に病変が及ぶと、視力障害や難聴などの重篤な合併症を起こすこともあります。
こうしたリスク低減のために、帯状疱疹ワクチンの接種が重要です。 現在、日本では不活化ワクチン(シングリックス)と生ワクチンの2種類の帯状疱疹ワクチンが使用されています。 任意接種は50歳以上の方が対象で、一部の自治体では定期接種として、65歳以上への助成制度も設けられています。
接種対象や助成の有無はお住まいの自治体やかかりつけ医にご確認ください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は人の鼻や喉によく存在する「常在菌」ですが、肺炎の原因として最も多い細菌です。特に免疫力が低下している高齢者や基礎疾患のある方では注意が必要です。肺炎は重症化すると再発を繰り返し、生活の質を大きく落とします。また、日本人の死亡原因の上位に位置しています。
肺炎のリスク軽減のため、肺炎球菌ワクチンの接種をお勧めします。肺炎で死亡する95%は65歳以上のため、肺炎球菌ワクチンは65歳の方を対象とした定期接種となっています。
インフルエンザワクチン
インフルエンザは、秋の終わりから翌春にかけて流行するインフルエンザウイルスによる感染症です。咳や喉の痛み、悪寒など風邪に似た症状に加え、38度以上の高熱、関節痛、筋肉痛、倦怠感といった全身症状が特徴です。
多くは1週間から10日前後で軽快しますが、高齢者や基礎疾患のある方は肺炎などで重症化するリスクが高くなります。小さな子どもでは、まれにインフルエンザ脳症を併発し、けいれんや意識障害を起こして、命に関わったり後遺症が残ったりする場合があります。こうしたリスク低減のため、予防接種をお勧めします。
ワクチンは接種から約2週間で予防効果があらわれ、約5ヶ月間持続します。そのため、毎年流行期が始まる前に接種することが大切です。インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行する株を予測し、夏ごろまでに製造されています。
新型コロナウイルスワクチン
新型コロナウイルス感染症は発熱、咳、喉の痛みなど風邪に似た症状がみられますが、注意すべきは重症化と後遺症です。
高齢者や糖尿病などの基礎疾患がある方は免疫力が低下しており、重い肺炎を引き起こし治癒まで長期間かかることがあります。また後遺症も様々な症状が報告されており、日常生活や社会活動に支障をきたす方もいらっしゃいます。
生活の質を落とさないためにも、感染予防や重症化予防、後遺症軽減も期待できるワクチン接種をお勧めします。
新型コロナワクチンの全額公費接種は令和6年3月31日で終了しました。現在、65歳以上の方、および60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害があるなどの条件に該当する方には、重症化予防を目的として年1回(秋〜冬)の定期接種が自治体により行われます。